大台到達も通過点…イチロー、祝福にも淡々と

 米大リーグ、マリナーズのイチロー選手(34)が29日、大記録に到達した。

 日米通算3000本安打。日本では、イチロー選手同様、安打製造機の異名を取った張本勲さん(68)しか達成していない快挙だ。長い歴史を持つ大リーグでも過去27人しかいない大台への到達を、ライバルチームのファンも、拍手で祝福した。

 王手をかけ、臨んだ試合で、あっさりと記録を達成した。試合開始直後の初球。148キロの直球を、詰まりながらも左翼手の前にポトリ。観客席からの祝福には、淡々とヘルメットを軽く持ち上げた。ベンチに戻ると、城島健司捕手(32)らチームメートと握手。静かな祝福ムードだった。

 イチロー選手が、ヒットを量産し続けられる理由は何か。本人が「僕の強み」と言うのは、ボール球でもヒットにできる技術だ。

 22日にレッドソックスの松坂大輔投手(27)から放った二塁打は、地面すれすれの変化球。高めに外れる直球を打ち、「ボール球だが、ヒットにできると思った」と言ったこともある。ヒットにできるボールの範囲が広いのだ。

 レンジャーズのレアード捕手は「誰にもまねできない能力。何を考え、狙っているか分からない。困った打者だ」と舌を巻く。

 「今季、まだ試合に出るのだから、僕は(3000本を)通り過ぎる」。たぐいまれな能力を発揮し、積み上げた3000本もイチロー選手にとっては通過点に過ぎない。次なる期待は、8年連続200安打、215安打目で到達する日本記録の通算3085安打だ。

 英語で大記録のことをマイルストーンと言う。本来の意味は道しるべとなる石。イチロー選手にとって、3000本安打は、さらに先を目指す標石に過ぎないのかもしれない。(アーリントン・臼田雄一)

 ◆張本さん「あっぱれだ」◆

 燦然(さんぜん)と輝く記録の達成に、恩師やバット職人らゆかりの人からは祝福の声が寄せられた。

 イチロー選手の愛工大名電高時代の監督、中村豪さん(66)は愛知県吉良町の自宅で記録達成の瞬間をテレビで見ていた。

 「鳥肌が立ちました。大事なところですぐ結果を出してくれる子でしたから、打つなら第1打席だと思っていたけど、その通りになりました」と喜んだ。

 イチロー選手のバットを作り続ける「ミズノテクニクス」(岐阜県養老町)のバット職人、久保田五十一(いそかず)さん(65)は、「1992年に出会ってから1300本ほどのバットを渡したが、試合で使ったのはおそらくその半分。少ないバット本数で、これだけ多くのヒットを打っていることに気付き、技術の高さ、バットを大切に扱っている姿勢などに感心した」とコメントした。

 日本ではこれまでただ1人、3000本安打の記録を持っていた張本さんは「ヒットを打つことに関しては、川上哲治さんも私もかなわない技術。あっぱれだ。ピート・ローズの4256安打、さらに大リーグ単独の3000本安打を目指してほしい」と話す。

 巨人軍・長嶋茂雄終身名誉監督も「アグレッシブなヒットでしたね。日本で活躍しているころから大きなケガや故障をしていないところにも、行き届いた準備のよさを感じます」とコメントした。
(読売新聞)

おぉー!
やったね!
合掌
でも、なんでこうなっちゃうんだろうね。
(●´−`●)

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